ラーメンの由来

大正時代になると、今まで日本国内で食べられていた「そば、うどん」とは違う麺類が、中国から伝わってきました。
なぜか、蕎麦粉を使わないのに「中華そば」と呼ばれるようになって、それが徐々に日本人の口に合うように作り変えられていきます。
その結果、その味は庶民の間に伝わっていき、親しまれるようになります。
その「中華そば」は、だんだんと「ラーメン」という呼び方に変わり、それが日本全国に広まって、日本各地で特色のあるラーメンが生まれていきました。

ですが、「なぜラーメンと呼ばれるようになったのか」ということについては、明らかになっていません。

ただ、いくつかの説があります。

そのうちの一つは、中国の、めんを作るときに手で引き伸ばして作る作り方を「拉麺(ラーミェン)」というため、この呼び方が変化をして「ラーメン」となった説です。

  ラーメンに使われる「かんすい」について

はるか昔の中国で、奥地にある「かん湖」の水を使って麺をこねてみたときに、独特の風味と食感が得られる麺が出来上がりました。
それから、その水を使って作った麺が人気になり、それが中国全体に広がった、と言われています。

しばらくして、その水に含まれる成分が調べられました。
その結果、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムといった成分が多く含まれていることが明らかになります。
これが「かんすい」です。

このことが、ラーメンが生まれるきっかけになった、と言えます。
現在のラーメンでは、食品衛生法に基づいた規格、基準に合ったものが使われています。

  かんすいの役割について

かんすいには、ラーメン独特のコシ、特有の風味、独特の色をもたらす役目があります。
「かんすい」のおかげで、ラーメン独特の、ほかの麺にはない風味と食感、色合いが生まれているのです。

  主なラーメンのスープ

ラーメンのスープには、様々なものがあります。
基本的には、しょうゆ、味噌、とんこつが味のベースになっています。

  醤油ラーメン


懐かしさを感じさせる、シンプルながら飽きのこない風味の醤油ラーメンは、鶏がらやとんこつなどを基本にしたダシに、昆布や野菜、にぼしなどの醤油に合う和風のだしを使ったものが主流となっているようです。

  味噌ラーメン


起源は、北海道の札幌で、味噌仕立ての豚汁の中にラーメンを入れて食べたことが始まりです。

  とんこつラーメン


豚骨を長い時間をかけて強火で煮出し、成分が溶け出して白くなった濃いスープが特徴です。
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