素麺の歴史
最も有力な説としては、古代の中国の「索餅」という食べ物が日本に伝わったもの、と言うのがあります。
索餅とは、古代中国のお菓子の一つです。
室町時代では、主にゆでた後洗い、それを蒸して食べる食べ方でした。
江戸時代では、素麺を七夕にお供えする風習が広まります。
素麺の種類
乾麺では、小麦粉に塩と水を入れてよく練って、油などを塗ってから延ばし、乾燥、そして熟成させて作られます。
また、ある基準を満たしたものは、手延素麺に分類されます。
今では色々な食品を加えた素麺も作られていて、海苔が入っていたり、抹茶入りの素麺もあります。
主な素麺の食べ方
素麺は、ゆでて氷水などで冷やし、もみ洗いの後、つゆで食べる食べ方が最も多いです。
そして、素麺を竹で出来たといに流し、はしで取ってめんつゆにつけて食べる「流し素麺」という食べ方も、日本の夏の魅力的なものとなっています。
それから、素麺の上にトマトやレタスなどのサラダに使われる野菜などを盛り付けて、ドレッシングなどをかけて食べる「サラダ素麺」と言うものもあります。
さらに、ゆでた素麺に熱いつゆをかけたり、またはだしやつゆなどで煮込んで食べる「にゅうめん」と言う食べ方もあります。
他には、味噌汁やお吸い物の具としても、素麺は使われています。
素麺とひやむぎの違い
素麺は主に手延べのものが多いですが、ひやむぎは機械で作られることが多いです。
また、一般的に、ひやむぎよりも素麺のほうが細くなっています。
おいしい素麺のゆで方
素麺は、大きななべを使い、たっぷりのお湯を使ってゆでるのがおいしくなります。
お湯が少ないと、固まってしまい、団子のようになってしまうことがあります。
また、吹きこぼれない程度に強火でゆでましょう。
ゆでた後は素早くざるにあげて、流水で冷やします。
完全に素麺が冷めたら、流水でもみ洗いをします。
最後にしっかりと水を切ります。こうすれば、水っぽくなったり、伸びたりせず、おいしい仕上がりになります。