うどんの基本的な情報


うどんは、日本で食べられている、小麦粉を練って切った、比較的太さのある麺の事を指します。
よく比較されるのが、そうめん、冷麦です。
実は、うどん、そうめん、冷麦には厳密に規定があるわけではないんです。
例えば、細めの麺の「稲庭うどん」というものも存在します。

  うどんの歴史


うどんは、古くから日本で食べられてきた、一般的な食べ物の一つです。
米のご飯の代用として、気軽に食べられる庶民の食べ物でした。

うどんの発祥としては、色々な説が存在しています。
例えば、奈良時代に中国から渡ってきた、小麦粉の皮の中に餡を包んで煮た、「混飩」という食べ物を期限とする説がありますが、これが現在では有力な説となっています。

また、蕎麦よりうどんのほうが歴史は古いものです。

  地域によるうどんの違い

うどんは関西で好まれて食べられていて、うどんよりも蕎麦のほうが好まれている、とされる関東では、あまりうどんは好まれていない、と思われていますが、意外とそうではありません。

江戸時代には、蕎麦はそばがきとして食べられていて、蕎麦は麺類としては食べられていませんでした。
そのため、麺類ではうどんは好まれて食べられていたようです。
現在でも、関東には、「武蔵野うどん」「水沢うどん」などのうどんの専門店も多くあります。

  日本三大うどん

日本うどん学会によると、「日本三大うどん」というものは、実際には存在しないそうです。
これを定義する規定などが存在していないためですが、一般的に言われている三大うどんとしては、香川県「讃岐うどん」、秋田県「稲庭うどん」、長崎県「五島うどん」、群馬県「水沢うどん」、富山県「氷見うどん」、愛知県「きしめん」の6つが、よく候補として言われているうどんです。

  うどんの製法

基本的な製法としては、「手打ち」「手延べ」の二つがあります。
製麺機を使う場合も、この二つの製法について、一部、またはすべてを機械を使って行います。

  手打ちうどん

中力粉という小麦粉を使い、水、塩で練って、その後寝かせて、踏んだ後、麺棒を使って平らに伸ばして、包丁で切ったものです。
踏むことでグルテンが出てコシが強い麺になるのが特徴です。

  手延べうどん

薄力粉という小麦粉を使って、水と塩で練り、寝かせた後に、生地を二本の棒の端にかけて、何回も伸ばしたものです。
比較的細めで、のど越しがよいのが特徴です。
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