肉じゃがの起源

和食の定番「肉じゃが」。
肉じゃがと聞くと、「おふくろの味」と答える人も多いでしょう。
そんな「肉じゃが」ですが、その起源はどこから来たのでしょうか。

数ある説の中から、特に有力、とされているものを紹介します。

その昔、海軍の司令長官だった「東郷平八郎」が、若い頃にイギリスに留学をします。
その時にビーフシチューを食べて、それが本当に気に入ったようです。

日本に帰国した彼は、そのときのビーフシチューの味が忘れられず、料理人に作らせます。

しかし、その時の日本の料理人はビーフシチューを全く知りませんでした。
使っている材料は東郷平八郎から聞いたのでわかりましたが、その味については全く不明でした。
そのため、とりあえず砂糖や醤油、ごま油などで作ってみたのです。
当然、完成したものはビーフシチューとは全く異なっていました。
「これは違う」と感じながらも、食べてみると、意外とおいしい。
これが、現在の「肉じゃが」の起源といわれているうちの一つです。
ただ、その当時の日本では、すでにビーフシチューやハヤシライスなどが洋食屋では一般的なメニューで、しかも砂糖と醤油で牛肉を似る料理は、牛なべなどと同じ作り方だから、この説は「都市伝説」である、という事も言われています。

  関東と関西の肉じゃがの違い

同じ「肉じゃが」でも、使われる材料が関東と関西では違っているようです。
関東では「豚肉」、関西では「牛肉」を使うことが多いようです。

  肉じゃがのレシピ

肉じゃがの作り方は本当に様々なものがあり、水分多めの肉じゃがが好きな人もいれば、水分がなくなるまでかなり煮詰めた肉じゃがを好む人もいて、「本当においしい肉じゃが」のレシピは、人それぞれ違うでしょう。
また、名前は「肉じゃが」となってはいますが、実際には、にんじんや糸こんにゃく、さやえんどうなどを入れることも多いです。
また最近では、手軽に「めんつゆ」を使って味付けをする場合も多いようです。
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