栗金団の歴史


お正月に食べるおせち料理には必ずといっていいほど入っている「栗金団」。
では、「栗金団」は、いつの時代に生まれた食べ物なのでしょうか?
「栗金団」という名前自体は、室町時代の文献にも書かれていますが、この時代のものは栗の餡を丸めたもので、和菓子の「栗金飩」に近いものでした。
お節料理に入っている今の「栗金団」とは別物であったようです。
現在の、栗を餡にからませたものになったのは、明治時代の頃、とされていて、元来「勝ち栗」といって、縁起のいい食べ物の一つとして食されていた栗が、輝く見た目から金運の食べ物として、正月などに食べられるようになった、と言われています。

  おせちに使われるようになった理由

「栗金団」は、なぜおせち料理の中に入るようになったのでしょうか?
「金団」という言葉は、金の団子、あるいは金の布団、という意味を持っていて、金運や商売繁盛などを運んでくる縁起のいい食べ物、として、おせち料理の定番となりました。

  栗金団の作り方


栗金団は、水、砂糖を煮詰めることで餡を作って、その中に栗を入れ、それを粘りが出て、やわらかくなるまで煮込んで作ります。
簡単に料理をする場合には、栗の甘露煮を使う場合もありますが、味を重視する場合などには、新栗を使うこともあります。

使う餡には、水、そして砂糖以外に、さつまいもなどを使う場合もあって、この場合のさつまいもには、一般的に金時芋が使われることが多いです。
変わったものとしては、紫芋や紅芋などを使った物もあります。

  おせちの栗金団が残ったら

意外と残ってしまう、おせちの栗金団ですが、これをモンブランに変身させてしまうレシピを発見しました。
リメイク!栗きんとんdeモンブラン♪ by きよすけ♪ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが276万品

金運、商売繁盛など縁起のいい栗金団、残してしまうのはもったいないですね。
このように変身させて、使い切りましょう。
おせちの取り寄せ 参考サイト
高島屋のおせち
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